+ バッテリー -




エンジン物には絶対必要なバッテリー
しかしそんなにマメにメンテする部類でもない的な存在ですね
でも、無ければセルが回せない。 セルが回らなければエンジンも掛からない


最近の車に搭載されているサイズの一般的な物は、だいたいB端子かD端子
ここを見てる人でBとかDとか、よくわからない人はいないはず?!ですが、簡単な説明。

小型車や軽自動車クラスによく搭載されているサイズは大抵B端子
40B19や44B20等々
中型クラスや大排気量クラスになるとD端子
70D23や85D26等々
このあいだに入ってるアルファベットが端子の形状を表している
Bは細い端子で、Dは太い端子
オーディオやセキュリティ、ナビ等、電気物多数装着しているB端子の車は、Dサイズに変更をお薦めします。大きいサイズはアンペアも大きいので電装部品が安定します。  簡単に言うと単3電池より単1電池みたいなもんか


前置きはこのぐらいにしといて.....



今回のバッテリーについて、電気専門の方からしたら当然だよね と言われるかも知れませんが、私は電気専門業者じゃないので仕事中に気がついた事を書いて見ます


店の車達を整備してる項目の中にバッテリーは勿論含まれています
売れた車の点検整備や車検等
液量に関しては誰でも目視でできますね
そして比重計を使い、バッテリー液の比重を確認します
液もFULLまで入っていて、比重も上がっているならここで終了。バッテリーはOKってことになります

しかし長期在庫だった車や、まったくメンテされていない車検で入ってきた車なんかは勿論バッテリー液も減っているし、普段から動かしていない場合は比重も下がっています
そういった場合水を足すわけですが、水を足せば当然薄まるので比重が下がります
水を適量足して充電する。 これが通常なんですが、当然充電してる間はその車が動かせないわけで...



そうやって普段からバッテリーを充電することは多いのですが、国内物のバッテリーなら大体3回ぐらいは充電して復活します。 (充電すること自体弱ってるので、充電したからと安心してはいけない)
これが何回も充電されたものや、古すぎる物などは充電しても比重が上がらなくなってきます

これはバッテリーの中に入っている極板がダメになったという事なんですが、こうなると、全体にある一定の所から比重が上がらなくなったり、各部屋ごとの比重もバラバラになってきたり、充電して比重は上がってるのにバッテリーテスターで負荷を掛けると9Vぐらいになってしまったり....
こうなると、そのバッテリー自体が寿命ということになります


そこでこのダメになったバッテリーに目を向けました

よほどの古さではない限り、ひたすら充電器につないでおくとテスターでは×とでるバッテリーでもバッテリー液の比重は上がります。要はセルを回す力が無いバッテリーです
セルは回せ無くても、バッテリー液は充電されるので成分は水から電解液に変わります 
そう! 知識がある方はもうお気付きでしょう笑〜

電解液を作るのです!



電解液があれば、水を足して比重下がる⇒充電する という手間がある程度省けるので効率が良いし、急ぎの車検整備なんかでバッテリ弱いな..なんて時に入れればその分比重が上がるので充電器にかけなくても良くなったりすることもあります
凄い字ですが電解液入れを作りました
水が減っている所に電解液を入れると比重が上がります


電解液というのは劇薬扱いになるので、店でバッテリーを買い一筆書かされたなんて経験がある方もいるかと思います(最近は液入りで売られているのであまり無い)


ブレーキフルードと一緒でバッテリーの電解液も衣服に飛ぶと穴があくので注意しましょう
そのときに穴はあかなくても、何回か洗濯していると繊維が破壊されてだんだん穴があいてきますよ



よく市販のバッテリー補充液って売ってますよね
強化補充液とか、強力〜〜なんて書いて 笑
あれって知ってますか?中身はただの精性水 製精水 あれ、字がわかんないや
せいせい水になんか害のない成分を混ぜてるだけなんです

たまーにシンプルな緑色の安いバッテリー補充液ってうってますよね? あれで充分なんですよ
要は蒸留した水、(不純物は極板に付着してしまうので)を足せばOK
水道水なんかはカルキ等の成分が含まれるので、良くないといえば良くないけど全然平気です
わざわざ買わなくても水を入れときましょう




充電器なんか持ってないから、電解液も作れないし弱ったバッテリーも充電なんか出来ないよ!
バカやろー★☆★凸(--メ凸★☆★
って人には、上手なバッテリー液(水)の足し方を教えます

通常のバッテリーには部屋が6つあります
電装品多数の車や、ぜんぜんメンテナンスしてないバッテリーの場合 まず一番端と端  +と-の部屋が減っていると思います
まったくバッテリを見たことない車は全体的に減っているはずです
ここで、水をFULLレベルまで入れるわけですが

一気に全室入れてはいけません!


もともと入っていた液の比重が、水を足したことにより一気に下がり,弱っているバッテリーの場合はセルを回すことも出来なくなる可能性があります
FULLまで入れずに半分、または端と端の部屋に半分づつ..といった具合に分けて足してオルタネーターで充電させて比重を上げてから
といった具合に、車に発電させて充電させてからまた足す.を繰り返して序じょに液の比重を上げていきます。

こうすれば、水たしたら電気が弱くなった...ということが避けられます




電気ついでに発電機(オルタネーター)の簡単なチェック方法
エンジン掛かっている最中にバッテリーのマイナス端子を外します
この状態でエンジンが止まらなければオルタネタの発電は出来ています
エンジン止まってしまった場合、オルタネタの発電は出来ていません。残念ながら早急な対処が必要です



 

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